備忘録:大陸から交換用LCDパネルを購入したら何故か仕様が変わっていた

PC関連

モバイルノートPCとしてLenovo ThinkPad T14 Gen 3を使用している。

液晶周りの元々の仕様がFHD、sRGB100%となっているものを購入し、保証が切れたタイミングでパネルを2880×1800、sRGB 100%、10bitカラー仕様のものに換装して使用していた。

状況

しばらく使用しているうちに気になる箇所にドット抜けとホワイトスポットが出来ているのを見つけてしまった。また最近はUbuntu環境下でバックライト制御がやや変な挙動を起こすようになっていた。

ということで、交換用LCDパネルを取り寄せることにした。以前購入したパネルが廃盤になったのか利用できなくなっていたので、互換性のあるものを探した上で注文した。

交換用LCDパネルと本体側の仕様

現代のラップトップは基本的に液晶パネルの接続においてeDPを使用している。

eDPは求められる帯域によって使用するコネクタのピン数が変わり、FHDやWUXGAの60Hz程度であれば基本的にeDP 30pinである。ThinkPad T14 Gen 3の元々のコネクタもeDP 30pinだ。

T14 Gen 3/Gen4とP14s Gen 3/Gen 4は内部の仕様が殆ど共通なので、液晶パネル交換もコネクタの仕様が合っている限りは同じやり方となる。

WQHD以上や高リフレッシュレートの液晶になると殆どの場合、eDP 40pinが要求されるようになる。最近よく見かける2880×1800 120Hzといった仕様のパネルもeDP 40pinだ。

ややこしいことに一口にeDP 40pinといっても様々な仕様のものがあり、また仕様による違い等もはっきりとしない。筆者の調べ方が悪いのかもしれないが、調べた限りではデータシートも出てこなかった。幅の広いeDP 40pin、eDP 30pinと幅の変わらないeDP40 pinや、変わった端子の物も存在する。

筆者が以前換装した際も探すのに苦労した。まず、元々のコネクタはそのまま使用できないため、純正の40pin仕様のコネクタを購入し換装した。型番は5C11C12648である。

パネル側が一番の問題であるが、こちらは大まかにコネクタがある位置(Y軸とX軸)で識別することができそうだった。(最近のパネルはおおよそY軸がかなり下の方にコネクタが存在する。)

今回はパネルを交換するだけであるので非常に楽である。交換パネルを探す際も先の経験に基づいて探した。解像度の条件等も含めて、求めている仕様のパネルはMNE007ZA1-4のようだ。

余談だが、筆者が液晶パネルを探す際にはPanelook.comを使用している。大陸系のWebサイトで、データシートやサプライヤー、購入可能な販売店等が集約されており大変便利である。

液晶の換装と結果

注文したタイミングが春節休みに差し掛かるタイミングだったため、販売者からは「二週間休むんで、明けに最速で送るね!」というメッセージが届いた。そこから丁度二週間後に届いた。

間違いなくCSOT社のMNE007ZA1-4である。コネクタの仕様も問題ない。仮組みで液晶が映ることも確認できたので、本組みをし、ベゼルを貼りなおす前に保護フィルムを剥がした。

すると・・・なんと表面処理が光沢なのである。

データシート上ではAntiglare, Hard coating (3H)となっているので、非光沢であるはず。

一瞬、剥がしてはいけないものを剥がしたかと思って冷や汗が出る思いをしたが、確認した限りでは間違いなく表面の保護フィルムだけを剥がしている。

OSを立ち上げて仕様を確認しに行った所以下の状態であった。

やはり仕様と違う。2880(RGB)×1800, WQXGA+ 242PPI, 90Hz, sRGB 100%, 10bitカラーであるはずなのだが・・・。

高リフレッシュレートは特に必要ないのでそこは問題ではないのだが、光沢仕様なのがやや困る。また、極端な高解像度はバッテリー持ちにも影響するのでそこもやや困る。

実際、画面の輝度を50%以上にするとファンが回り始める。(普段、携帯時はなるべくファンが回らないようにコントロールしている)十分な輝度自体はあるので、映り込み対策をすべきか。

色域に関しては確認した限りではsRGB 100%はおろかDCI-P3の色域までカバーしていそうである。ここは筆者の用途であればごく限られた状況で役に立つかもしれない。

製品としては完全に同じ型番で、途中から仕様が変わるということがあるのだろうか。よくわからない・・・。

換装してしまったものは仕方ないので、とりあえずはこの状態で使用している。輝点等も特になく、品質は問題ない様子だ。

最後に、販売者には「届いた商品の型番は合っていたけど、この製品はどこかのタイミングで仕様が変わったの?」と問い合わせを送った。返答が返ってくるかはわからない。

不思議なこともあるものだと思う結果となった。

山草

情報系の庭の人。情報セキュリティ、ネットワーク関連等に関心。
同人誌即売会に参加したり秋葉原でよくわからんものを買ってたりします。
最近はカメラがマイブーム。

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